2014年07月04日
皆さま、こんにちは。
「希望の牧場①」
「希望の牧場②」
からの続きです。
昨日お話しました福ちゃん。

2日目のメイン作業は、この福ちゃん部屋の敷き藁総入れ替え。
牛舎入り口に見える方が
牧場の牛約350頭をボランティアで診てくださっている伊東獣医師。
福ちゃんの足も伊東先生の手にによって切断されました。
この部屋は、福ちゃんの足の負担を軽くするために
床がパレット、おがくず、敷き藁の3層構造になっています。
伊東先生の指示の元、全て取り除いて掃除をした後
再びパレット、おがくず、敷き藁の順に敷いていきます。
これはパレットを置き直して新しいおがくずを敷く前の状態。

後ろから見ると、福ちゃんの後ろ足の状態がよく解かりますね。

作業中、福ちゃんは端へ寄ってくれたり反対側へ移動してくれたりと
協力的でした。
まみさんと2ショット~♪

なんて良い子なんでしょ~!(´▽ `人)
「僕はもう子供じゃないよ☆」

うん!そうだね!
これだけの量のおがくずを撒くと、煙のように舞い上がりますね。
私は喘息持ちなので、息を大きく吸い込まないように気を付けましたが
それもまた苦しかったです(*O*;)
あらっ。敷き藁を敷く前に寛いじゃった。

サラサラとした新しいおがくずが気持ち良いのでしょう。
いいのよ、いいのよ。
君が元気ならば何をしても♪
その後、たっぷりの敷き藁を万遍なく敷いて完了!
福ちゃん、どうですか。

「うん、美味しいね」

それは良かった。(笑)
福ちゃんと2ショット自分撮り。

大失敗(笑)
福ちゃんも、お疲れ様~

と、ホッとしたいところなんですが。
最後の方でちょっとしたアクシデントがありました。
先程のこの写真の上の方をよく見て下さい。

敷き藁を敷き終わってホッとしていたその時、
牛舎の入り口でイチゴちゃんがもがいていました!(@@;)

この日は餌の時間が少し遅かった為に
お腹を空かせたイチゴちゃんが入り口でずっと待っていたんです。
ところが我慢の限界が来たんでしょう。
鉄柵を乗り越えて中へ入ろうとして
前足の爪にあたる部分(副帝と言うそうです)が
鉄柵の鍵になってる鎖に引っかかってしまったのです。
ガッチャン!ガッチャン!大きな音を立てて外そうと頑張りますが
なかなか外れず、吉澤さんのお姉さんが駆けつけたところで
ようやく外れました。
あのままひっくり返ったらどうしようかと、こっちはドキドキ☆(@@;)
後で見たら、副帝が少し欠けていました。
こうして、ちょっとした事で大きな事故に繋がる場合があります。
同時に私達も気を付けなければなりません。
ここの牛達がいくら穏やかだからといって
安易に接近するのは危険です。
牛が軽く首を振っただけで、女性の私達なら簡単に突き飛ばされてしまうほどの
力があります。
ここで何が起きても、自己責任です。
遊び半分で来るのだけはやめましょうね。
この後は前日と同様、餌やりや牛舎の掃除をした後
夕方に裏の小さい放牧場の草刈りをして2日間の作業が終わりました。
帰り支度を始めましょうかと戻ってきたら空からポツポツと雨が。
その直後、土砂降りの雨になりました。
作業中は全く降らなかったのはラッキーでしたね。
やがて雨は上がり、心地よい疲れにキーンと冷えた空気が気持ち良かったです✧

山の間から立ち上がる湯気と、遠くに見える牛の群れを見ながら
牧場を後にしました。
まだ続きます。(笑)